指さしが見られてきたら、言葉が出てくるチャンス!
今日は、子どもの「指さし」についてお話をしたいと思います。
「え? 指さし? 何か意味あるの?」
「指さし? うちの子、いつもしているけど…。」
そうですよね。指さしって日常的なものですよね。
でも、その日常的なものに意味があるのです。
しかも、発達に関わる大事な要素が。
これを理解していただくと、より子育てが深く、楽しいものになります。
どうぞ最後までお付き合いくださいね!!
●指さし
結論からいうと、指さしというのは言葉の獲得の土台になるものです。
ですので、言葉を充実させたかったり、早く獲得させたかったりしたら、指さしでたくさんコミュニケーションをとることが大事なのです。
指さしには5つの段階があります。
今日は、要点を絞って段階を紹介しますね。
【指さしの5段階表】
①指向の指さし(9・10ヵ月~)
「にゃんにゃんだよ」と言われると、大人に指さされた方向を見る
②自発的なの指さし(11ヵ月~)
見つけた物に対して、「あっ、あっ。」と言いながら指さしをする
③要求の指さし(1歳~)
自分の欲しい物があると、一生懸命に指さしをする
④叙述の指さし(1歳~1歳6ヵ月)
何かを見つけたり、伝えたいことがあったりすると、「あっ、あっ。」と言いながら指さしをして、母(保育士)を見る
⑤応答の指さし(1歳6ヵ月~)」
「犬はどれかな?」、「ウサギはどれかな?」などに指さしで答える
⑤にあるような、「聞かれたことに対して、きちんと指さしで答えられる」などは、1歳半健診でも行われますので、気になる方は少し準備しておきましょうね。
●雑談コラム
指さしの発達においては、「9ヵ月革命」という言葉があります。
生後9ヵ月~12ヵ月頃までに、行動が急成長することを言うのですが、指さしの理解はこの革命の第1歩なのです。
言葉の獲得には、指さしの理解は非常に大事なのですね。
皆さん、どうでしたか?
今日は「指さし」のお話をしました。
子どもの発達にとって、とても大切な「指さし」。
是非とも、ご家庭で「指さしの5段階表」を参考にして、たくさんの指さしコミュニケーションを楽しんで下さいね。
子どものたくさんの笑顔のために。
より、豊かで、楽しい子育てを!!