「Baby365」誕生ストーリー2 :アプリ改良の道のり(ソフトフロントさん)

「Baby365」誕生ストーリー2 :アプリ改良の道のり(ソフトフロントさん)

Baby365システムの保守や改善を担当してくださっているのは、これまでに多くのスマートフォンアプリを手がけている株式会社ソフトフロントさん。
担当の長岡さん、伊藤さんにこれまでの改良策などについて伺いました。

まるでハードカバーの本!初めての完成クオリティとシステム構造

  • 高沖

    日頃、Baby365システムを見守っていただき、ありがとうございます。2015年2月にアプリが完成し、その後Baby365のシステム全般をお願いすることになったわけですが、当初、率直にどのような感想を持たれましたか?

  • 長岡さん

    これまでもアプリから印刷物につなぐといった経験はありましたが、正直に申しますと、Baby365は価格帯の違いにとまどいました。しかし、完成したBaby365のフォトブックを実際に手にした際、「こんな立派な本が完成するのであれば、僕も欲しいな」と思いました。いわば本物の“ハードカバーブック”。オリジナルであのクオリティのものは見たことがないです。

  • 高沖

    伊藤さんはいかがですか?

  • 伊藤さん

    まず「おしゃれだな!」と思いました。アプリの開発や端末のなかのソフトの開発を100ケース近く経験していますが、ここまでおしゃれだと感じるアプリはなく、ぜひやってみたいと思いました。僕自身も子どもがいるので、リアルタイムで小さい頃の写真を365日分残せていたらよかったな、とも思いました。

  • 高沖

    ありがとうございます!Baby365のシステム部分の保守・開発上、特に難しいと感じた点はありますか?

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左:伊藤さん/中央:高沖/右:長岡さん
  • 長岡さん

    これまで経験したアプリは“スマートフォン”と“サーバー”その2つで完結するものがほとんどなのですが、baby365には、さらに大日本印刷さんのシステムもある。
    「その先があるシステム」といった感覚は、似たようなケースの経験こそあるものの、最も大変な作業でした。印刷会社さんの独自の仕様を理解することからはじまりました。

  • 伊藤さん

    デジタルの世界で完結するこれまでの経験と比べ、印刷という“リアルな世界”独自のポイントが難しくもあり、やりがいを感じているところです。例えば、写真の品質だったり色味だったり。

  • 長岡さん

    本にする工程でデジタルの世界でみせている画像と、実際に印刷したときに、みえかたが違ってくる。そこをユーザーさんにどう伝えるかという点がリアルの難しいところですね。

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  • 高沖

    お客様の写真画像は、どのようにアプリ内で保存はされているのですか?

  • 伊藤さん

    アプリ内ではファイルという概念がなく、色味の数値の塊としてもっているので、それを最終的にファイルに落としてサーバーへ送る作業になります。実際にはxyを使って比率計算をします。構成を理解するのは大変でしたが、ベースがしっかりしていたので少しずつ継ぎ足していく作業はスムーズでした。ただiPhone版については自分自身でプログラムを組んでいないため、分解しないと分からない。仕様を読み解くことからはじめました。アンドロイド版はiPhone版のプログラムを参考にし、おおよそ6ヵ月間で一から作りました。

  • 高沖

    ほかにも日記の量により表紙デザインがずれないよう、プログラムを組んでいただきましたね。パターンでいうと、それだけでも10パターン以上かな。

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大切なデータの取り扱い、データのバックアップは1日1回

  • 高沖

    Baby365は毎日ユーザーさんに使っていただけるようなアプリを目指しています。そのためアクシデントなどで、使っている方々の毎日の記録を突然に止めてしまう怖さはありますよね。

  • 長岡さん

    はい。まずデータのバックアップについては、ばっちりです!1日1回。何かあったとしても、前日の状態に戻せるようになっています。

  • 伊藤さん

    また写真には、ユーザーさん個人の様々な大切な情報が載っているので、取扱いには十分に注意しています。

  • 高沖

    製本の際、印刷上の不備をチェックしていますが、子育て経験のあるママスタッフがなるべくチェックするようにし、その他の工程は誰の目にも触れないよう組んでいます。大切な情報をお預かりしているので、今後もその部分を徹底していきたいですね。

お客様の声をすぐに反映、使いやすいアプリへ

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  • 高沖

    お客様から届く声や、わたしたちスタッフが日々使っているなかで、「こうだったらもっといいね」という機能や仕様への要望。その辺りはソフトフロントさんにご相談する日々ですよね。

  • 長岡さん

    最近の大きな改修は、「画質のクオリティアップ」です。Baby365は始めから画質にこだわっていましたが、さらに高い画質で印刷できるよう改良しました。また、正方形だけでなく縦長横長の写真に対応できるようにアップグレードも。

  • 高沖

    スタッフも家族との集合写真がちゃんと納まるようになった、と喜んでいました。意外とお客様から操作に関する質問は少ないのですが、スマートフォンのアプリは詳しいマニュアルがあるわけでもなく、使ってくださる方が直観的に操作していく傾向がありますが、操作部分はどのようにアプリ内でデザインしているのでしょう。

  • 伊藤さん

    標準に合わせることを意識して、操作をイメージしていきます。ユーザーさんが多く使っているであろうiPhoneの写真アプリやインスタ・FBを参考にしています。また、なるべく多くの機種でのテストを試みるようにしています。

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日常の子どもたちの様子が伝わるアプリ

  • 高沖

    最後にBaby365について、何か一言をお願いいたします!

  • 長岡さん

    日中の子どもの様子を、奥さんのBaby365の記録をみて知ることができる。メッセージがついていることで、写真だけでは伝わらない子どもたちの様子が伝わってきます。

  • 伊藤さん

    平日は忙しく、土日しか子どもと接することができない。ラインで写真やメッセージは来るが、最終的にリアルな紙(本)で成長を感じることができるところがよいです。

  • 高沖

    おふたりのパパとしてのご意見もとてもありがたいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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DNPさん、ソフトフロントさん、Baby365スタッフと