就学前に身につけておくべき学力
そろそろ就学準備を…。
そんな時期ですが、こんな風に悩んでいませんか?
「もうすぐ1年生なんだけど、字が下手で…。」
「算数の足し算を今一つ理解していない。」
「就学前には、どの程度の学力準備が必要なの?」
今回は、そんな疑問にお答えしていきたいと思います。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。
どの程度の学力があれば安心なのか?
就学前には、どの程度の「国語」、「算数」を理解しておけばいいのか?
以下に、一覧を示します。
〇「国語」
・自分の名前を読める、書ける。
・簡単な文章を音読できる(5歳児絵本程度)。
・保育士の話を聞き、理解することができる。
〇「算数」
・1~30までを数唱することができる。
・10までの具体物を数えることができる(計数)。
・10個の中から言われた数の個数を取り出すことができる(抽出)。
国語は自分の名前の読み書きができたらOKです。
もっと言えば、簡単な絵本を読める力があれば、ひとまずは十分。
というのも、小学校に入ってからすぐに「書く」学習には入らないからです。
入学後、一定の猶予期間があるので、その間に学校と並行して、家庭学習で少しずつ字の練習をしていけばいいでしょう。
また、左右反対に書いてしまう子も、この期間に直していけば大丈夫です。
「国語」には、読む・書く・聞くと大事な要素がありますので焦らず、それぞれの観点をゆっくりと育てていきましょう。
「算数」は日常的な数を数えられたらOKです。
就学前に、「数字を正しく書く」、「足し算ができる」などを求める必要はありません。
お風呂で30まで数唱できたり、おやつをいくつかの中から3個取り出せたりと、日常的な算数ができたら十分です。
入学後も、数を数える勉強などからスタートしますので、生活の中から親子で楽しく算数を勉強していきましょう。
【まとめ】
就学前にはいろいろな不安がよぎるものです。
「勉強についていけなかったらどうしよう?」
「他の子は名前を正しく書けるのに、うちの子は…。」
しかし、焦る必要はありません。
1人1人の学習の習熟度は違いますし、そもそも就学前に完璧を求める必要はありません。
それよりも、学校生活においては「楽しく過ごす。」ことの方が大切になります。
まずは、今日、お話しした国語・算数のチェックを子どもにしてみて下さい。
チェック項目が大体できていれば、ひとまずは安心です。
楽しい学校生活を目指して、ゆっくり準備していきましょう。